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クルマのメンテナンスと言うとオイル交換ですよね?今回はその交換作業にフォーカスしてみました。

先ず廃油を受けるパンは綺麗にして置きましょう、古いオイルが全く無い「手術用トレー」のような状態に、できれば無菌が望ましい(笑)

理由は他の車から抜いたオイルと混ざらない、その車のオイルの状態をチェックしたいから、色、量、質はどうか、沈殿物は無いか、臭いは?焼けた臭い、それともガソリン臭い?手触りは、、観て、嗅いで、触って判断します。

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エンジンオイルを抜いたあとパンの底にこんな金属片が沈殿していたらエンジン内部にはダメージ発生の可能性が、事件ですよ!

メタルなど各部の摩耗が進むと金属粉が廃油に混ざりメタリック塗装のようにキラキラして見えます、オイル量が少ない状態で走るとコンナ事が起きてしまいます。

ちなみにミッションやデフオイルは色、質、匂いがそれぞれ異います、チェックするオイルの油種ごとに判断基準が変わるのでオイルを診る、触る、経験が大切です。

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エンジンオイルが減る個体はオイル消費の量をメモ、オイル不足で走行を続けるとメタリックなオイルが出てきちゃいますからね~、また外気温も消費量に影響します、季節ごとにデータ取りをお忘れなく。

量はキチンと測って注入~メンテナンスの基本とも言えるオイル交換はクルマの健康維持に重要なポイント、つい入れる新油の種類に目が向きますが、廃油からエンジン内部の「コンデション」が判るんです。

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交換のサイクルはエンジンオイルは≒3000~5000km毎、オイルフィルターは2回に1回、ミッションオイル、デフオイルはオイルフィルターと同じ頻度での交換を推奨しています。

廃油パンをキレイにして手間を掛けているのは予兆を見つけられるから、エンジン始動時にゴンゴンと音がするんだけど、、こんな手遅れな状態になる前にチェックして下さいね。

ちなみに写真のS660はターボ車なのでガソリン希釈でエンジンオイル量が増える事もあります、油種、車種、部位で違いが有るんです!

 

Posted by Jomoto