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今週のTYPEONEの風景、手前のEP3型は岩手、奥のFD2型は長野ナンバー、北海道の旭川からEK9型と、何故か雪国から歴代CIVIC TYPE-Rが揃い踏み!

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EP3とFD2はバルブクリアランスの調整とクラッチ交換のご依頼、2台のシビックが仲良く並んで微笑ましい光景?

ヘッドカバーを取り外すとエンジン内部は2台とも素晴らしいコンデション、日頃からオイル交換などオーナー様の愛情を感じますね~。

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でも雪国のCIVICさん達は足廻りに問題が起こり易い、それは融雪剤による「塩害」です。

ボディーは床面全体をシャシーブラック塗装で防錆処理されてますが、ナックルなど鋳鉄品は写真の様なボソボソ状態、錆びて固着したボルトは無理に回すと破断したりで少々厄介。

そんなボルトは浸透剤をたっぷりかけて一晩放置して、翌日ヒートガンで超~加熱しながら慎重にユルメます。

ココの段階では決して焦らない事が大事、錆ているボルトは慎重に作業しましょうね。

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再利用するパーツは錆を落とし防錆塗料を重ね塗り、錆びて痩せてしまったボルトは新品に交換。

ボルト類はネジ全体に「リジカラグリス」を塗布すると噛りや錆びの防止に効果的、リジカラグリスは銅グリスやカッパーグリスと呼ばれ昔から2輪、4輪のレースで広く使われています。

10年~20年先の為にボルトの1本1本に時間と愛情をこめて締めてま~す

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こちらは旭川から入庫した初代TYPE-RのEK9型、名機B16Bエンジンとミッション、駆動系などクルマ全体のリフレッシュ作業のご依頼、遥々と北の国からありがとうございます。

「シビックRはさ、日本の宝だゼ」と語る65歳のメカさん? 満面の笑みで試乗診断しているのはレースと山歩きとバイクが好きな弊社社長でした。

Posted by Jomto