京都からお越し頂いたスーパープラチナメタリックのFD2、ご来店頂くようになってからもう8年です。これまで定期的に点検修理しているので走行距離が既に20万キロ超え、でもエンジン、ミッションなどの主要パートは絶好調です。オーナー様が気になっている部分を聞いて作業前に1回目の試乗を行います。



「最近パワステオイルがけっこう減るんだよね~」とオーナー様、、パワステポンプ周辺がオイルで滲んでますが、、これ位ではオイルは減りませんな~、、、



試乗した際にチョット妙な感じがしたブレーキペダルフィール、ペダルを踏み込んだ時と戻りが若干遅れる、お預かりするにあたりキャリパー、マスターシリンダーを含めたブレーキ系全体を点検し、リフレッシュも行う事にしました。



ステアリングギヤボックスにアクセスするにはフロントのサブフレームをボディから完全に切り離す必要があります。普段見えないサブフレームを降ろしたボディ面も目視で観察、程度は良好で問題は無し、超優良でした~(ホッ)



降ろしたステアリングギヤボックスのブーツを外すと、オイルが大量に漏れ出て来ました、、、ラックが磨滅しシールも劣化しここからオイル漏れが、またラック単体での動きも渋い!



パワステポンプからもオイル漏れが、圧力調整用のリリーフバルブ関連にも傷がありました。暫時バルブが固着して油路が異常高圧になりポンプボディー、ホースからもオイル漏れを起こしていたんですね。



これらの経緯をオーナー様にご報告し、今後の部品供給も鑑み、相談の結果パワステポンプ、ステアリングギヤボックス、高圧ホース類は全て新品に交換する事になりました。更にしっかりしたステアリングフィールを求めステアリングギヤボックスリジットブッシュも装着、修理+αのチューニングです。



次はキャリパーのオーバーホール工程です。



ピストンやシール類を全て外しキャリパーを隅々まで洗浄、乾燥後にピストンやボディ内壁、ネジ部に問題が無いかを仔細に点検してから再組します。ピストンの動き、特にシールのノックバックでピストンが正常に戻るか弱いエア圧をかけてテストします。



ブレーキのエア抜き後に手(指)でブレーキを弱くかけローターの引きずり量をチェック、左右差が無いかも見ます。一方パワステ系のエア抜き作業後はポンプの作動音も聴診して確認、ブレーキペダル、ステアリングの作動感もスッキリ正常になりました。



ブレーキローターとパッドの当たり付けをリフト上で行い、初期馴染みを出してから完成前、2回目の試乗を行います。



最後は4輪アライメント調整を行い完成後、3回目の試乗です。スムーズでシットリしたステアフィール、セルフセンタリングも良い感じです。ブレーキフィールはペダルの戻りも自然でこれが本来のFD2なんです。

TYPEONEの作業は入庫したら車両の現状をしっかり把握する事を大切にしています。だから入庫したら試乗、作業後に試乗、引き渡し前にも試乗、だって再修理なんてせっかく来て頂いたお客様をがっかりさせたく無いから、だから試乗もトリプル!!

事故ゼロ、怪我ゼロ、再修理ゼロの「トリプル・ゼロ」も私達の目標です。


Posted by Sato