タイプワンは今週もたくさんのS2000が来ていただいています!いつもありがとうございます。

今週は栃木県からAP1が入庫しました。作業の内容はデフ周辺から出ている振動と異音修理のご依頼でコレS2000の定番的メニューですね。

降ろしたデフASSYの赤→はサイドベアリング、青→がアウトプットシャフト部で、これが今回のブログのメインテーマです。なお抜いたデフオイルからは焼けた独特の「異臭」がしてました。

デフは分解してキャリア単体を洗浄してから仔細に点検すると赤→部だけに問題がありました。

指先の赤○部、さらに拡大すると、、

約3倍率で撮影した写真です、注意深く爪で触ると凹んでいるのが判ります。このキャリアは残念ですが再使用は✖ この傷を見つけないと早晩に異常が起きる原因となります。

過去ブログ

 ↓

http://www.typeone.jp/?p=1359 

左が量産品、分解して計測すると≒0.25mm短くなってました、STDは赤〇部分を潰す事でピニオンギヤのプリロードを出しているんです。この形式のカラーだと「高負荷」条件で問題が起きます!そこで私達は右の削り出し素材のSPデスタンスカラーを使いながら、、

各種厚み違いのシムを組み合わせピニオンギヤのプリロードを決めて組立てしてます。

更にアウトプットシャフトのスプライン部も視ると、、、

 

アチャ~、ホブの歯面も切削痕が荒れストッパーリングにも擦傷が、、

 

デフやギアBOXはとってもナイーブでデリケートです。

精度の高い作業が高耐久の要件です、そんな眼で要点を見る、判断する、タイプワンが提案するサービスをぜひご検討下さい。

posted by 佐藤