今日は久しぶりにマジメな原が?ブログ書いちゃいま〜す。

先日S2000のトランスミッション新品ASSYでご注文を頂き発送させて頂いたのですが、
“このミッションケース、1回ボルトを締めた跡があるけど中古ケースで組んだんじゃないの〜的な?”
ちょっとお怒りの問い合わせがありました〜。こちらもちょっとビックリ・・・(汗)

そんなわけはナイとは思いつつも、
TMケース1.jpg

笑顔で新品のミッションケースを箱から取り出してチェックする大島くん。
“実はケースには連結ボルトを締めた跡がついてるんですよ〜!ナンデ?ナンデ、何で?”
で下の写真をお客様にメールで送信、、
 ↓
TMケース2.jpgTMケース3.jpg

ミッションケースはエンジンとの連結部ボルトを2箇所、メ―カ―から出庫時に治具の上で締めてから「完成検査を行い」修正しているのです。

メーカーで製造されたケースは3分割のケース其々の平行と垂直度を計測、ミクロン単位での完成検査を受けた痕ナンデスね!

トランスミッションケースの精度は千分台で管理され、それが搭載後のミッションフィールや耐久性に重要なポイントなので部品単体での精度を追求しているのです、すてき
TMケース4.jpg

タイプワンでは中古ケースでのミッションOH時にも「同様に」座面を固定し公差を計測、ミッションケース単体での歪み、捩れが無いかどうか入念な点検を行っています!

映像はS耐第2戦MOTEGIに向けて、これからレース車に載せるトランスミッションです、このミッションケースも参考に見てみましょう!

TMケース5.jpgTMケース6.jpg

画像左の連結ボルト座面のあたりをチェック。歪みが大きいケースはボルトの据わりが均等でなかったりずれが生じたりします。そしてその歪みは画像右のようにノックピンの収まり具合にも表れます。
ノックピンを一度外して90度まわして入れてチェック。

ミッション製作時はギア、シンクロ、シャフトだけではなく、ケース自体も入念な点検を行い、高耐久で楽しいシフトフィールが堪能できるトランスミッションを目指しています!!


そういえばS耐開幕戦の結果報告をまだしていなかったですね!
そろそろ心の傷も癒えたので次回言い訳ブログをアップしま〜す(笑)!!

Posted by 原

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