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スパー耐久富士8時間レースを終えたS2000のエンジンをチェック、

各部を測定し磨耗量やクリアランスを確認しています。

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左側の新品ピストンと、右側のレースを走りきったピストンを比べると、

赤丸部分の当たりが強くなっています。

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新品ピストンの青丸部分を拡大、表面には油膜保持の為溝加工が施されています、

溝の深さは10ミクロン、耐極圧性の向上にも貢献しています。

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こちらはレース後のピストン、立て傷が入っていますが極浅い物で性能に影響は無い範囲です、

表面の溝も残っていて、磨耗はほとんど有りません。

ちなみに、シリンダーに接するピストン側面の形状はミクロン単位で形状が管理されています。

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メタルをチェック、表面に強い当たりや剥離、流れは無く状態は良好、

これなら再使用もOKですが、裏を見ると、、

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青矢印の新品に対して赤矢印のレース後のメタル、裏側の表面処理層が剥がれてしまっています、

こうなってしまうと高負荷の続くレースで使うのは躊躇しますね、

ストリート使用の20万キロエンジンでもたまに見る状態、でもブローしている訳では無いですよ。

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トロコイド式のオイルポンプ、焼結金属製のローターに傷は多いですが、

エッジ部分に欠けは有りません、レース中のロギングデータでも油圧は常に安定していました。

レギュレーションでノーマルパーツしか使用が出来ないスーパー耐久、

それにしても、レースウィークで約2000km走行しても

トラブルが起きないHondaエンジン、ノーマル(純正品)の凄さを改めて感じました。

Posted by Jomoto