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今回オーダーを頂き製作したエンジンは、SPOONコンプリートエンジンをベースに更なるチューニングを施しました。


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ブロックやヘッド、コンロッドなどの機械加工部は全てバリ取り、これら地味~な作業ですが、応力集中させず燃焼室のヒートスポットを無くしノッキングを防ぐ為に必要な作業で、コンプリートエンジン製作の一番最初の工程です。

定番の「ポート研磨」バルブシートとポートの僅かな段付きを修整して研磨、吸排気の効率アップを狙いますが、Hondaエンジンのポート形状は緻密にデザインされているので無闇に研磨してはダメ、K型エンジンの中でもFD2だけは樹脂中子を採用した専用のヘッド、ポート内壁の面粗が良いので必要な処だけを研磨するのが加工のポイントです。


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ピストン、コンロッド、ピストンピンの各重量は全て0.02g以内に揃える事がSPOONコンプリートエンジンの基本、このエンジンは1018.40gで4気筒全てを揃えました、これがスムースでストレスフリーな腰下の肝なんです。


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組み込まれる2ピースヘッドガスケット、実は超絶技術で製作されています。→2P HEAD GASKET フィロソフィー


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ハイカムシャフトを組み、、、、


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ベンチュリービックスロットルを装着、、


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エンジンチューンで大切な事はパワーアップだけでは有りません。

冷却水温を適切に保つローテンプサーモスタット、クーリングファンはスポーツECUで作動を制御し水温補正によるパワーダウンやオーバーヒートを防ぎます。

またコーナーリング中の横Gや加減即時の前後G、そんな条件下でオイルポンプがエア噛みして油圧が落ちるとエンジンブローに直結、バッフルオイルパンは高回転時の横Gに弱いK型エンジンには必須のパーツなんです!


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完成したエンジンは車体に対して平行に、より後方に積み込みます、インマニやエキマニも各部にあるボルト穴径の余裕を利用して組み方、積み方を基本に忠実に意志を込めて作業します。


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とかくエンジンチューニングはパワーだけを目指しがち、でもパワーとライフのトレードオフは意味がありません。

Hondaエンジンが持つ素性の凄さを十分に活かしながら永~く楽しめる、そんなチューニングを私達は提案しています。

パワーとライフ、刺激性と日常性、それらをクルマ全体でReバランスさせたチューンをTYPEONEで楽しみませんか?


Posted by Jomoto