タイプワンの内装工事で永らくお待たせしてしまいました。

全国のDC2ファンのユーザー様、走行9万kmの相模ナンバーのTYPE-R、

黒い弾丸号のチューニング&リフレッシュを現場から生でレポートします。

フロント部分のサスペンション、アーム、ナックル、ドライブシャフトなど

主要コンポーネントを取り外したフロントフェンダーの内部、カラッポだと何故か無常を感じますね、

赤丸印はラックend、ブーツ交換前のステアリングギヤBOX、青丸印はエンジンブロック裏にあるハーフシャフト、

点検しましたがガタもなく問題なしでした。

同じくリア部分です。リヤの左右ロアアームが取り付くボデーフレーム部分、溶接部の剥がれもなくて、とても良い状態でした。

右は取り外したノーマル旧サスペンション、左がSPOON製の全長調整式ダンパーKitです、

このサスKitにはスプリングアッパー、ブッシュも標準で装備されていますので、安心ですね。

商品情報はこちら→ フルスペックダンパーキット

ユーザ様との打ち合わせでスプリングレートはF18kg、 R 16kgになりました。

交換されたフロント部分のサスアーム、タイロッドエンド類の新旧記念写真、

部品の総額¥111,000円

リアの交換するハブ(ベアリング一体型)、アーム類などです。

総額¥67,200円

リヤトレーリングアームのブッシュは破断していました。

この破損は走行距離と年月から良くある事例です。ブッシュを交換するだけでOK。

左はSPOON製トレーリングアームのハードブッシュ、左右Setで部品価格が¥12,600円、

近々SPOONのHPに新製品紹介でUPされますのでよろしくお願いします。(前ふり)

ちなみにノーマルのブッシュ硬度は75度、SPOON製は83度です。

フロントのナックル関係はハブ、ハブベアリング、ロアボールジョイントを左右ともにすべてを新品に交換、

プレス機で抜き換えますね。

部品の総額¥43,300円

SPOON製ドライブシャフト、通称「スプドラ」、ジョイント部の動きは驚く程に滑らかなんですよ~、

触ると皆さん「う~ン」て言います。

商品情報はこちら→ ドライブシャフトセット

リジカラグリスの宣伝です。気にしないで下さい(笑)

ドライブシャフトやブレーキを装着したら手で「すべてのローター」の引きずり量、抵抗感、ガタなど

4輪の左右を比較しながら点検しましょう。

ブレーキペダルを手の指で軽く押してフロントの引きずり始めの左右での差、

サイドブレーキを軽~く引いてリヤの引きずり始めの左右差なども見ますね、

実はレース現場で土曜の最後の作業はピットでの「引きずり量」の確認なんです。

燃費にも効くしね、さ~皆さんも一緒に愛車の点検して下さい。

すべての部品をセット後にパチリ、主要なボルト類には通称「リジグリ」塗りヌリです。

是非このグリス布教してください。別名でコパグリス、銅グリス、河童グリスなどいろんな名前で呼ばれてます。

でも「リジグリ」でヨロシクですなんです。立場もあるじゃない(笑)

同じくリア部分を撮影しました。スタビホルダーの赤矢印部分には黒い「モリグリ」を

使います。お相手がラバーだからね、一応適材適所で、リジグリは金属同士が得意なのね。

作業後には一度簡易でアライメントを調整を行い試乗します。

試乗コースでの走行メニューを終えることでサスペンション、ブッシュ、リジカラなんか全部がシックリと馴染んで

クルマが落ち着いてから、最後に再び「精密なアライメント調整」を施すのがタイプワン流なんですね~、

本当は出来れば500km程度は走りたいんですけど営業的な「大人の事情」もチョットあるんで、、

秋色に染まる東京都心の街路樹をバックにNEWなブッシュとダンパー+スプドラ

それにリジカラ効果でスムーズでシットリした走行フィールのDC2が完成、感動させて頂きました~(喜)

タイプワンの整備作業はどこにも不思議な秘密などはありません。

 
全国(世界中)のHondaに作業は可能です。信頼のおけるメカさんや工場さんと

ワイガヤしながらクルマ遺産のHondaスポーツを愛して維持して行きましょう。

必要な部品は私達が「パック化」してご用意しますので、、

DC系の部品供給はまだまだ大丈夫、EKもほぼOKな状態です。

 

こちらの作業は総額¥763,000でした。

Posted by吉澤