量産のFのインレットポート、赤〇は中子割り型の跡です、
	エキゾースト側は流速が速いので段差段付きは「さほどの影響」はありません。
	しかしインレット側は流入抵抗の低減がエンジン性格のキモとなります、
	高回転高出力NAエンジンの場合は超~効くんですね。
もちろんエキゾーストも抜かりなく「それなり」に追加工しますけどね、
こんな感じで先ず段つきを削り取去り、荒く仕上げます、この面粗度は
	10~15ミクロン程度でしょうか、A8~9程度の仕上げレベルです。
これから更にテカテカに磨きこんで面粗度A1ランク、いわゆる鏡面狙いで仕上げちゃいます。
バルブとシートの密着確保が有効圧縮を生む基本なので、
	丁寧にキレイなシートを造り出します。
こんな感じが理想のバルブシート、写真でインレットとエキゾーストのポートの
	仕上げの差がわかるでしょうか?
	シートラインは俗に「線あたり」な状態です、ステキ~♡♡
シートが出来たらバルブなどの動弁系を組み付け準備を開始します。
バルブスプリングは自由長、レートを揃えた状態で入庫するのでシュと組めます。
スプリングシートをセットして、、
ステムシールを専用SSTで打ち込んで、、
もう20年故障しらずで使っているバルブ組む付け機械、とある某エンジン開発会社さんから
	譲り受けた名器です。
	バルブを燃焼室側から圧搾空圧で押し上げて、エアーシリンダーがウィ~ん、ウィ~んって、、
	16vあるヘッドのコッター装着は何と3分で完了、インスタント、超~サクサク組めます。
	参考動画は
	 ↓
	こちら
これが組みあがったヘッドのカム載せ直前の映像ですw。
コッターの収まりは拡大目視で確認します。
ヘッドガスケットは2Pタイプの薄口、赤〇部分がシリンダースリーブ全周にわたるレーザービーム接合部です。
	詳細はSPOONフィロソフィー観てチョ。 
	   ↓
	2Pヘッドガスケット
ロッカーアームは1台分8個をASSYにしてからヘッドに組み込みます。
ヘッドに乗せてホルダーセットして、、超シンプル設計、これ相当に製造ラインでの組み立て時短に
	貢献してるんじゃないの。
SPOONハイカムを載せて、、
	商品情報はこちら
	  ↓
	HIGH CAMSHAFT[IN] HIGH CAMSHAFT[EX]
カムタイミングを調整して確認します。
エンジン組み立ての最終段階です、クランクを
	回転させながらテンショナーの張りと抵抗を確認、
	しかるにタペットクリアランスを調整します。
ヘッドカバーを被せて「腰下ブロック」と組んで完成です。
完成したエンジンは専用箱にロマンも一緒に梱包して
	世界中のHonda fan、ユーザー様に届けま~す。
	 因みにこのエンジンは「ペルー向け」でんがな。
Posted by 鈴木






















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