入庫頂いたのは平成21年式のAP2、最終型ですね、
走行90,000kmで初回のクラッチ交換をメインにレポさせて頂きます。
入庫時のエンジンルームの細部はこんな感じ、、
作業前にエンジンルームは洗浄してから、さ~着手だ、イクゼ!!。
エンジンルームを洗浄してからリフトで2階に上げて、、
トランスミッションは作業前の試乗で操作系、音振の状態を確認、
試乗すると滑らかで1速から6速まで全てとても良い感じで全く問題はありませんでした。
でもレリーズからは異音が、、
赤→部がフライホイル中央にあるパイロットベアリングで支持されますがここの磨耗なし、
青→部はレリーズベアリングの摺動ガイドですが偏磨耗していたので交換しました。
変形して異音が出ていたレリーズベアリング、アイドル域のガラガラ音はこれが原因でした。
交換したクラッチ系のパーツ群です。
クラッチディスク、カバー セット
ノーマルが9,8kg、交換したSPOON製は4,2kg、
軽量でありながら蓄熱量も十分に確保されています。
つまり耐久性も担保されているんですね。
FLY WHEEL
赤→はフライホイルボルトから出た古いネジロック剤でこれは新車で組まれた時の残骸、
ネジ山やボルト穴の奥にも残っているので注意して慎重に洗浄します。
ミッションを搭載したらエンジンを掛けてアイドル回転域の音を聴診して点検します。
近場を試乗して引渡し前の検査を行います。
アライメント調整は試乗後にね、各部が馴染んでから施します、
このプラス一手間の手順が大事なんですよ~。
アライメントデーターを測定して作業は終了です。
部品合計¥169,234
工賃合計¥90,720
総額 ¥259,954
朝9時に着手して夕方5時に完了しました。
どうもありがとうございました。
Posted by 吉澤