平成14年式の DC5前期型が入庫しました~で何と距離オードメーターは何と48,000kmを表示、
これワンオーナーで実走行距離なんですね。
う~ん、実に綺麗なエンジンルーム、凄くステキです。
作業メニューはクラッチ交換がメインでその他マウント類などの
ゴム部品も距離が少なくても経年劣化するのでオーナー様と相談、
交換する方向で作業を進める事になりました。
K型エンジン搭載のHonda車のクラッチ交換は赤→のフロントサブフレームを先ずは降ろすんですね、
オデッセイなんかもK型エンジンなので同じ手順で~す。
約2時間でミッションASSYを降ろして、、
メインシャフトのスプラインなども良い状態です、
磨耗したクラッチデスクのスライド方向の動きも良好でした。
レリーズフォークの摩滅は標準的ですね。
取り外された旧クラッチデスク単体、デスクは磨耗限界でした~、
一般的には8~10万kmが耐用距離なので少し早い交換時期でした。
取り外した旧エンジンマウント、内部にはオイルが封入された液封タイプのマウントです。
交換したマウント類、¥26,568
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DC5-R エンジンマウントセット
交換したクラッチ類のパーツ群、¥25,272
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K型 クラッチ キット
SPOONクラッチスレーブホース
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CLUTCH SLAVE HOSE
バッフルオイルパンを装着、取り外したオイルパン底部を洗浄して点検した処
メタルフレークなどスラッジの堆積はありませんでした。
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BAFFLE OIL PAN
写真は取り外したサブフレームのボデーとの接触面を拡大したものです。
赤→はボデーに密着しているサブフレーム部 青〇部は隙間が見てとれます、
つまりサブフレームとボデーは平面でピッタリと接合していないんですね。
世界中のクルマはボデーにサブフレームを組みやすい様に
ボルト穴は数ミリ大きく開口しているんですね、量産性を向上させるには、、しょうがない、、
でもそのガタは無くしたい、、
リジカラは締結ボルトを締め込む過程でテーパー状のカラーがボデーとサブフレームとボルトに
食い込み強固に締結が出来るのでガタがなくなるんですね、納得 ♡
劣化したコンプレッサーベルト、交換です。
↓
DC5 テンショナー、ポンプ、ベルトキット
ミッションを搭載したら工場内で試動させて各部をチェック、試乗前に音や振動を良く観察します。
試乗で訪れた港区芝公園の東京タワー、いわゆる都心のランドマーク的存在です。
試乗後にアライメント調整、実走行すると少なからずアライメントは変化するので
タイプワンでは手間ですがこの手順で作業してるんデス。
作業のご依頼、ありがとうございました。
部品総額¥175,852円、
工賃¥99,360円
総額¥275,212円(税込み)。
Posted by 吉澤