![KB1.jpg](/images/spoon-mechanic/KB1-3d8ea.jpg)
今日はレジェンドのお客様です。
「走行距離が110,000kmに達し、最近サスペンションの動きにしなやかさが無くなってしまい、ダンパーを交換したのですが、路面からの入力がさらにゴツゴツとしたフィーリングとなり追従性が悪くなってしまった。」との事でした。
まずは距離的にサスペンションブッシュの劣化や硬化が考えられるため、リフトで上げてブッシュの状況をチェックしてみると、やはりサスペンションブッシュは潰れて変形し、ゴムも硬化している状況でした。
![ロアアーム.jpg](/images/spoon-mechanic/E383ADE382A2E382A2E383BCE383A0-thumbnail2.jpg?d=a1)
![ブッシュ1.jpg](/images/spoon-mechanic/E38396E38383E382B7E383A5EFBC91-e9f9e-thumbnail2.jpg?d=a1)
![ロアアームブラケット2.jpg](/images/spoon-mechanic/E383ADE382A2E382A2E383BCE383A0E38396E383A9E382B1E38383E38388EFBC92-thumbnail2.jpg)
写真左はフロントのロアアーム。クルマの荷重が一番掛かり負担が大きいのがこのロアアームのダンパー下のブッシュです(写真中央)。
矢印部を見てみるとブッシュが下方向に潰れ、しわがよっているのがわかります。このようにブッシュが潰れさらに硬化してしまうと路面からの入力がこのブッシュで吸収できなくなりサスペンションのしなやかさが失われてしまうのです。
写真右はフロントロアアームのブラケットブッシュですが、同様にブッシュが劣化しています。
![サスアーム1.jpg](/images/spoon-mechanic/EFBDBBEFBDBDEFBDB1EFBDB0EFBE91EFBC91-thumbnail2.jpg?d=a1)
![サスアームNEW.jpg](/images/spoon-mechanic/EFBDBBEFBDBDEFBDB1EFBDB0EFBE91NEW-thumbnail2.jpg?d=a1)
![コントロールアーム.jpg](/images/spoon-mechanic/E382B3E383B3E38388E383ADE383BCE383ABE382A2E383BCE383A0-thumbnail2.jpg)
レジェンドのサスペンションはブッシュ単体での交換が出来ないので、写真のようにサスペンションアームごと新品に交換です。
![リアハブ.jpg](/images/spoon-mechanic/E383AAE382A2E3838FE38396-thumbnail2.jpg?d=a2)
![スタビブッシュ.jpg](/images/spoon-mechanic/E382B9E382BFE38393E38396E38383E382B7E383A5-thumbnail2.jpg?d=a2)
![スタビリンク.jpg](/images/spoon-mechanic/E382B9E382BFE38393E383AAE383B3E382AF-thumbnail2.jpg?d=a1)
今まで足回りに関しては全くメンテナンスはされていないとの事でしたので、サスペンションブッシュだけではなく前後ハブ、スタビブッシュ、スタビリンク、タイロッドエンドなど総リフレッシュを行ないました。
![リアリジカラ1.jpg](/images/spoon-mechanic/E383AAE382A2E383AAE382B8E382ABE383A9EFBC91-thumbnail2.jpg?d=a3)
![リアリジカラ2.jpg](/images/spoon-mechanic/E383AAE382A2E383AAE382B8E382ABE383A9EFBC92-thumbnail2.jpg?d=a2)
![リアリジカラ3.jpg](/images/spoon-mechanic/E383AAE382A2E383AAE382B8E382ABE383A9EFBC93-thumbnail2.jpg)
そして、サスペンションのしなやかさ、操縦安定性の向上と言えば・・・リジカラです。
写真はリアのリジカラを装着しているところです。実はレジェンドのリア用はまだ設定が無いため、今回試作をお取付けさせていただきました。近日リリース予定です。
![アライメント1.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383A9E382A4E383A1E383B3E38388EFBC91-de832-thumbnail2.jpg?d=a1)
![アライメント2.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383A9E382A4E383A1E383B3E38388EFBC92-8d68f-thumbnail2.jpg?d=a1)
![アライメント3.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383A9E382A4E383A1E383B3E38388EFBC93-88ca5-thumbnail2.jpg)
最後に4輪アライメントテスターでアライメントを純正標準値に調整し作業完了。
今回の足回りリフレッシュに掛かった費用は下記の様になり、1週間お預かりでの作業でした。
サスペンションアーム一式 ¥175,628
ハブ、タイロッドエンド ¥ 70,560
工賃(サスアーム一式交換) ¥151,200
工賃(ハブ、タイロッドエンド交換) ¥ 33,600
アライメント ¥ 25,200
合計 ¥456,188
リフレッシュ後はまさにHonda高級セダンを思わせるべく、しっとり、しなやかなサスペンションフィールとなりました。今度ぜひ感想を聞かせてくださいね。
有難う御座いました!!
Posted by 原 Array Array