![アヴァンシア11.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383B4E382A1E383B3E382B7E382A2EFBC911.jpg?d=a1)
「新車から75000km走行し、エンジンは今まで特にメンテナンスをしてないのでバルブクリアランス調整をしたい。」との事でした。
エンジンはF23A直4SOHC。
今まで、タイプワンにて行なったいわゆるスポーツタイプの車両では5万キロも走行するとバルブクリアランスが標準値から外れるくらい広がっていましたが、街乗り中心のAT車両のバルブクリアランスはどのように変化しているでしょうか?
![バルブクリアランス調整.jpg](/images/spoon-mechanic/E38390E383ABE38396E382AFE383AAE382A2E383A9E383B3E382B9E8AABFE695B4-thumbnail2.jpg?d=a1)
![バルブクリアランス測定.jpg](/images/spoon-mechanic/E38390E383ABE38396E382AFE383AAE382A2E383A9E383B3E382B9E6B8ACE5AE9A-thumbnail2.jpg?d=a1)
![バルブクリアランス調整1.jpg](/images/spoon-mechanic/E38390E383ABE38396E382AFE383AAE382A2E383A9E383B3E382B9E8AABFE695B4EFBC91-b3d11-thumbnail2.jpg)
ヘッドカバーを開け、写真中央のようにまずは各バルブのクリアランスを測定していきます。
アヴァンシアのバルブクリアランスの標準規定値は
インテーク :0.24〜0.28?
エキゾースト:0.28〜0.32?
(冷間時)
ですが、測定してみるとインテークは0.30〜0.35mmに、エキゾーストは0.40〜0.45mmに広がっていました。やはり街乗り中心の車両であっても走行距離が嵩むにつれ、バルブクリアランスが変化してしまうのですね。
そして、インテークは0.26mm、エキゾーストは0.30mmに全て調整し(写真右)、最後にヘッドカバーパッキンを新品に交換して作業完了です!
エンジンのメンテナンスと言うと、オーバーホールを想像されるかもしれませんが、オーバーホールの前に比較的簡単に出来るバルブクリアランス調整でエンジンのフィーリングも改善されます!
さらに今回、リア用サブフレームリジットカラーも装着することに。
先日、フロントにリジカラを装着して頂き、リジカラの生み出すドライビングフィールを十分に体感されたようで、ぜひリアにも!との事でした。
![アヴァンシア1.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383B4E382A1E383B3E382B7E382A2EFBC91-thumbnail2.jpg?d=a2)
![アヴァンシア3.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383B4E382A1E383B3E382B7E382A2EFBC93-thumbnail2.jpg)
![アヴァンシア2.jpg](/images/spoon-mechanic/E382A2E383B4E382A1E383B3E382B7E382A2EFBC92-thumbnail2.jpg?d=a1)
アヴァンシアのリヤサブフレームの締結は写真の丸印4箇所。
4箇所ともピボットで位置出しがされていたため写真右のような2種類のカラーを4個ずつの装着となりました。
今回の費用は下記のとおりになります。
バルブクリアランス調整 ¥21,000
ヘッドカバーパッキンセット¥ 5,933
リジカラ(リア)試作 ¥18,900
取付工賃 ¥12,600
合計 ¥58,433
作業時間は約4時間、バルブクリアランス調整のためにエンジン冷却が必要でしたので丸1日の作業でした。
有難うございました。
Posted by 原
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