ミッション不具合

今日はS2000のミッション不具合のお話です。

愛知県からAP2のお客様がご来店されましたが、

「最近ミッションのはいりが渋くて重い。」との事でした。

早速チェックしてみると、たしかにどこのギヤに入れても重く、各ギヤのゲートが

渋い感触だったので、ミッションを下ろしてチェックすることになりました。

渋い原因が分かりました。

写真左のように各ギヤのシフトフォークがミッションケースにささっているのですが、

ケース側ブッシュ（写真右）が荒れて変形し、シフトフォークとのクリアランスが

全く無い状況でした。

シフトフォークを指でスライドさせようとしてもビクともしません。

これでは全てのゲートが重いですね。

特にS2000はミッションオイルの容量が少ないため、油温が上がりすぎると油膜切れを

起こし、このような症状になることがあります。

サーキット走行だけでなく、通勤などで頻繁に高速道路を走行する方もオイル管理には

注意したいところですね。

ミッションオイル交換の時に抜いたオイルが焼けたような匂いがしたら、もう少し

交換周期を早くしたほうが良いです！