今週の入庫は伝説の名車インテグラTYPE-R DC2'96spec、デビュー当初はFFなのにオーバーステアセットで超危険?そんな名車を永~く乗りたいオーナー様からリフレッシュのご依頼を頂きました。点検するとエンジンはオイル消費が多くギアゲートは甘くシフトには節度がない、、今回はエンジン、ミッションのパワートレーン系をメインにリフレッシュする事となりました。

エンジン、ミッションCompを車体から抜き取ります。この時にワイヤーハーネスや樹脂カプラー、真鍮のヒーターパイプなど劣化している部分は養生しながら慎重に作業を進めます。

エンジンマウントが静かに語る20年の歳月、いわゆる経年劣化です、でも部品の交換で問題なし。

SPOON製のエンジンマウントに交換、アイドル振動はノーマルと変わまりせん。デイリーユースで不具合なし、テーピングで組み着け日付を記録、今後のメンテナンスの参考にします。

装着されていたフューエルフィルターを点検すると中からは黒茶色のブラックコーヒーが(笑) たぶん20年の間、無交換かも? そんなフェールフィルターもフェールホースも新品に交換です。

エンジンが抜かれ少し寂しく汚れたエンジンルーム・・・

キレイに防錆剤で磨いてワックスUP~、この工程はプライスレスです。ヒーターホースも新品に交換しますが同時の作業は部品代金のみ!工賃不要のお得プランです。

搭載するのはSPOONコンプリートエンジン、そのNewエンジンに装着する補機類は全て徹底的に洗浄を施してから組み付けます。オーナー様のご要望で、イエローヘッドカバービックスロットルも装着、このスロットルやインマニ、エキマニ装着時のワンポイント、ボルトやスタッドの穴のガタ、隙間を使い段差が無くなる位置に組み付け、これが後で効くのよ!

慎重に時間を掛けてにエンジンを静かに積み込みます。ここでもボルト穴のガタや隙間を使い、車軸に対して平行に搭載する様に工夫します。な~んにも考えずに積むとエンジンって結構ズレちゃうんです。こんな作業の積み重ねが私達TYPEONEが目指すメンテナンスの方向です。

ラッピングしながら試乗で確認を行い、各部を馴染ませてから最後にアライメント調整、これで作業が完了です。あとは初期の丁寧な慣らし運転をお願いしてご納車、費用の総額は¥1,808,783(税込)でした、ご依頼ありがとうございます。

DC2やEK9はまだ部品が手に入る今のタイミングでしっかりリフレッシュ、歴史に残る名車をこれからも楽しんで下さい。

愛車のコンディションが気になっているオーナー様、TYPEONEにお気軽にご相談下さい。

Posted by Jomoto