筑波2000で突然ブローしたS660のエンジン、オイルを抜くと悲惨な状態で完全にモーター全交換覚悟でしたが、意外な展開が、、まずはエンジン降ろしです。

何もない空のエンジンルーム、いつも過酷な条件で約2万km走らせているのでハブ、ドライブシャフト、ブレーキも点検しましょう、、そう言えばS660は登録して3年、もうすぐ初車検❤こんな高負荷な使い方だとS2000やタイプRだと色々とメンテが必要なんですけど、、S660はエンジン含め各部が丈夫です~w

ヘッドは異常なし、燃焼室内もバルブ動弁系も問題なし、完全GOODな超絶コンデション、とてもブローしたとは思えません!

台上でクランクキングすると2番だけ上死点位置が≒10mm低い、、ほ~と言う事は、、

collide

起きた流れは2番コンロッドが少しずつ曲り→クランク外周部とのクリアランスがゼロに→遂に衝突→アルミピストンの底部が削れる→その瞬間でエンジン停めた。ピン周りにもクラックも入っていたので後1秒後にはブロック、ヘッド粉砕の大ブローだったでしょう、Drさん「ありがト」

2番コンロッドの横からのショット、艶めかしい~シュールな曲線美、真っ直ぐなコンロッドには美しさ感じない~(笑)

オイルパン底部には削れたピストン片が沈んでました。しかしシリンダー、ヘッド、クランクは洗浄して計測すると全て再使用が可能です、在り得ません!2番のピストン、コンロッド以外にはダメージなし、S660タフですな~(驚)

オイルパンからオイルを吸い上げる樹脂製のストレーナーの流路内部をよ~く視ると、、

非分解の部品なんですが壊して中を見ると「ヒェ~破片が」、安易に再使用しないで良かった~です。

エンジン異音や振動がある時は「エンジン即停止」が基本ですね、そんな報告ブログでした~。

 

posted by 佐藤