今週は17日から営業再開です。

休暇でリフレッシュしたスタッフが、コロナ対策して元気いっぱい笑顔でReスタートです!!

さて、ご用命を頂いた2台のS2000、何故か同じボディーカラーと同じ系統の作業が重なる、ホントに不思議ですね~(笑)

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作業は専任のメカが1台ずつ担当して進めます。

手前の走行8万キロのS2000はクラッチ交換を中心に作業

奥の走行198千キロのS2000はプロペラシャフト・デフO/H・ドライブシャフトなど、いずれも駆動系の作業メニューです。

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先ずはトランスミッションを降ろします。この時に取り外したEXマニホールドのパイプ内壁を目視と指で点検、この個体の場合は油分・カーボンも少ないのでオイル消費量に問題は無し。

これだとエンジン単体のコンディションが良好と言えます。

逆にエキマニ、マフラーの出口に油分がある場合は少々問題で3000㎞で1L程度のオイル消費量と考えられます。

S2000の場合は5000kmで1Lのオイル消費が正常範囲です。

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S2000のクラッチはプル形式、内側の赤〇部分を拡大すると…

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カバーのプレッシャープレートとレリーズベアリングの当たり傷が深く、また面が不均一でした。

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クラッチ交換前に計測してフライホイールの振れ量を視ます。±0.01mm以下で正常、クラッチディスク交換時には計測し合否を見ましょう。

同時にクランクシャフトのスラスト量も点検計測、これら共に問題はありませんでした!

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完全に冷えてからヘッドカバーを取り外して…

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カムシャフト廻りの点検です。ロッカー・カムともにフェース面はキレイでした。

タペットクリアランスを計測、カムカバー内側を見てもキレイ、オイル管理に問題ありません。

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写真はEX側の計測、調整前は0.32mm、これを規定値の0.25mmに調整します。

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ハブセンターはワイヤーブラシで錆を落として表面を研磨して、防錆剤を塗布します。

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タイプワンで使うのは透明タイプのPOR15材、脱脂して塗布すると数年は錆びません。

塗膜が強く私たちが知る限り最強の処理剤です。

この作業の総額は¥301,000-(税込)

ご用命ありがとうございました。