2021年最初の週のタイプワンは、修理・チューニング・レースカーの製作・テストなどが本格スタート致しました。

さて手前のステップワゴンは、5速マニュアルに載せ替え済みでそのトランスミッションの異音と振動で入庫、降ろして分解してみると…

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ドシェ~!ピニオンが木っ端みじん、よく走れてました。ここまで凄いのは中々です。
ミッションケース・クラッチケースの中は破片と切子が飛び散り惨状ですが、リューターで修正して再使用、リングギアとカウンターシャフトは中古品を磨いて使い組み立て搭載します。

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手前の白Sはガゼットプレートを装着・エンジンは新品エンジンに載せ替えです。

中央のニュルブルーS2000は、T/Mをオーバーホールしてクラッチ系は交換です。

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平行して昨年末より開発を進めているN-ONE RSを、袖ケ浦サーキットでシェイクダウンテストを行いました。
ベストタイムは1分30秒、N-ONE RSの速さは現状「けなげ+のどか」ですが、ここからチューニングが進むと大化けする予感。

走らせると素質の良さが光ります。

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これから更に開発を行いN-ONE RSを走らせる事で、リアトーションビームの特性の理解を深めてチューニングを施します。
またエンジン系は、新タービンへの交換とエンジンマネジメントの適正化・冷却系の強化・駆動系全般の見直しなどを施し「速くて強い」そんなスーパーなN-ONEに育てます。

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取材を受ける市嶋のN-ONE RS解説は

①ブレーキングからの旋回が素直でリニア、つまり一連のコーナリングの過渡特性が良い。
②電制の介入が自然で適度、つまりサーキット走行が超~楽しい。
③これら特性を活かす事で、クルマの操縦安定性が限界域でも穏やか、チューニングすると面白いクルマ。

と言う内容の様でした。

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メカサイドからは、今回のテストでは電制をタイヤスペック毎にノーマル・チョイ切・全切の各モードで実走させ、データを収集し、過去のフィット・S660のホンダ車の経験から「これからが楽しみ」デス的な解説でした。
スプーン城本曰く「とてもホンダぽい」車だね、でした。