今週はタイプワンの作業をちょこっとご紹介します。
日頃から、新型車両のテスト開発をしつつ、お客様の車両整備も行っています。

今お預かりしているのは、S2000 NSX。
各種ホンダスポーツをメンテナンス中です。

グランプリホワイトのS2000は、マウント交換やクラッチ交換、バルブクリアランス調整などなど。

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エンジンマウントはご覧の通り、経年劣化により破断しています。
赤〇部茶色い痕がありますね。液封のマウントは劣化が進むと、封入されている液が亀裂から漏れ出てきます。茶色い液が垂れた痕があれば危険なサイン、早急に交換しましょう。

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ちなみに、デフマウントも液封マウントですので、茶色い液が垂れた痕があれば早急に交換しましょう。

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お次はクラッチ交換。新品と比べるとこんなにも違うんです。

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ミッションを降ろした形跡がなく、ダストの量からして恐らく初めての交換。
摩耗具合からして頃合いでしょう。
メインシャフトの錆を落とし、ハウジング内をキレイに清掃。各部グリスアップしてから、新品を組付けます。

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バルブクリアランスは全体的に限度値から0.03㎜ほど拡がっています。拡がりが均等なら異常なし。傷や当たりの状態をチェックしながら、規定値に調整しました。

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ニューフォーミュラーレッドのNSXも…

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バルブクリアランス調整です。

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ヘッドカバーを外した内部はとても綺麗に保たれていますね。全体的に限度値から0.03㎜ほど拡がっていました。各気筒を、正確精密に調整していきます。

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これまた別のお客様のNSX。リジカラ取付けとアライメント調整。
リジカラを取付けながら各部を観ていると…

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赤↓部ドライブシャフトブーツが裂けてグリスが飛び散っているではありませんか。

お客様と話し合い、修理することになりました。

今回紹介したのはほんの一部です。過去のブログではさらに詳しく解説していますので、是非ご覧ください。