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走行13万kmのアコードCL7、クラッチの交換をメインに駆動系のオーバーホールのご相談でした、

試乗をしてみるとエンジンマウントからの異音、シフトフィールに違和感ありますね。

ご相談のうえ、今回はトランスミッションのオーバーホールも施すことになりました。

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作業前に試乗→洗車→2階にリフトUPの手順で→2階作業場に入庫です、パチパチ。

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作業は1号リフトで、作業は安全にね。

技術はメカのスキルと環境で決まります、この2点は「確実な作業」には欠かせません。

私たちは売り上げや利益よりHondaユーザーの満足、喜びを優先させることを約束します。

貴方のHondaをまっすぐにうけとめます。

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まずトランスミッションを脱着するので、ミッションオイルを抜いて「廃油の状態」をチェックします。

キレイに洗浄した「パン」に廃油を受けて色、臭い、指触、金属粉の有無などよ~く点検しますね、

その場合の判別は大まかですが多少の金属粉は大丈夫、

金属パーツの欠片が見えたらオーバーホールが目安ですねん。

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K型エンジン搭載のFF車種はサブフレームを脱着するので先ずステアリングコラムジョイントのカバー、

写真の青〇部を取り外します。

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カバーの下のジョイントに基の位置をマーキングしてからスプラインを抜き取ります、これが再組時に役立つんですね

ジョイントをフリーにすると、これでフロントサブフレームを降ろせる前準備は完了です。

IMG_6553のコピー

K型エンジン搭載のFFレイアウト車にフロント廻りの重整備を施す場合は、

先ずフロントサブフレームを取り外します。

この固体は雪国特有の融雪剤でサフフレーム各所に腐食が発生、

ペーパーで下地を作り脱脂してから錆び止め処理を施します。

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青→前側エンジンマウント、大型のエンジンマウントは中にオイル液封タイプです。

パンクして中のオイルがリークしてました。

価格¥11,100円。

コピー ~ RIMG0005のコピー

赤→の錆びはサブフレームの隙間に発生しています。

DSCF5068のコピー

赤→やはり隙間に錆びがガッビガビ~、

しかしデスタンスカラー青〇も見事なくらい位置がズレズレですね~、

このあと錆びを落として面を出して置きます。

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こんな感じに下地を出してから、融雪剤に負けないように、防錆黒処理を施して、

リジカラグリスもたっぷりと塗布して組み付けますね。

これなら20年経過しても錆びません。

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破断していたミッションマウント、価格4,100円。パーツの取り付け位置は次の写真を見て下さいマセ。

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赤〇が破損していたミッションマウントの位置、バッテリーブラケットの下に密かに存在してます。

今回はエンジンは搭載したまま、トランスミッションだけを「そーっと」取り出しました~。

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降ろしたギヤBOXのクラッチハウジング内、メインシャフトはこんな状態、

スラッジは多くてギョですがオイル漏れもない「とても良い」状態ですね。

青⇒に注意、メインシャフトの先端部が変色しています。

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メインシャフトの変色は、砲金カラーの「磨耗ガタ」が原因でした。

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磨耗していたカラーを抜いて新品に交換します。 価格¥300円

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左側が交換したクラッチ関係の部品群です、フライホイルは軽量なFD2用、部品互換性があるので流用しちゃいました。

この部分の部品代は合計¥46,000円、全部でこの金額です。

注文はパーツバンクにね、

   ↓

Honda Parts Bank

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新、旧比較のクラッチハウジング内を撮影しました。

バックの絵はキュビズムの代表作「ゲルニカ」です!

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でパッカッンと分解、上がミッションケース、下がクラッチハウジングですね、

赤〇が純正の内蔵マグネットですが、、、

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近接撮影しちゃいました~たまりませんな~

金属粉の樹氷ですね、シュールです。

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交換した新品マウント類、価格¥41,000円

注文はパーツバンクにGO~。

   ↓

Honda Parts Bank

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OHされ搭載されたトランスミッションASSY、

詳細はHPで

    ↓

TRANSMISSION OVERHAUL

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OHされたドライブシャフト(左側)、右は旧ドライブシャフトですね。

詳細はこちら

  ↓

Drive Shaft Set Assy

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完成後は慣らし運転+試乗で実走行にてクルマ全体の動作確認します。

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試乗で車体の各部を馴染ませてから「精密にアライメント」調整を施します。

この「アコードの駆動系のOH一式」は、総額で¥622,904円でした。

ご用命ありがとうございます。

 

 

Posted by 吉澤