こちらの初期型のS2000はもうすぐ20万キロ超え、安心して永く乗るために各部のリフレッシュのご依頼です。まずは純正新品サスアームが手に入るうちにアーム系のフルリフレッシュ、更に気持ち良く走る為にリヤサブフレームを後期型に交換、これは前期型のリフレッシュ定番メニュー、もう定番化した様相のリジカラも装着ですね。

フロントロアアームは鋳物の段角をスムージング加工、応力の集中を避けてアーム折れのトラブルを未然に防ぐ、これも永く乗るためのTYPEONEならではのアーム交換時のプラスひと手間です。

エクステリアもリフレッシュ、100型の幌を120型以降の純正ガラス幌Kitに交換、純正キットは幌骨、モーター、全部のウェザーストリップ、レインレールなどの消耗品が全て組み込まれたAssy状態、装着するとピンと張った幌のテンションや素材感など見ると判るんですよ、品質とコスパから比較検討して下さいね!

幌を外したタイミングで少し音が出始めているフューエルポンプもAssy交換しました。幌が無い状態だとイージーアクセス、同時交換だと工賃がお徳です。

幌交換は慎重に、「バンコクのショーでこの作業やった時、廻りは人だかりだったな~」と、チョット想い出してる佐藤メカでした。

手前のリフトではシルバーのS2000が作業中、オーナー様はミッション付近からのジャラジャラ異音が気になりご来店、診断の結果ミッションオーバーホール、駆動系作業のご依頼いただきました。

新人の塚越メカがミッションを載せ替え作業してます。同時にフライホイルクラッチディスククラッチカバーレリーズベアリングも交換です。TYPEONEではメカは新人も10年選手のベテランも「基本に忠実」な作業のスキルUPを日々めざしてます、作業の基本は効率より安全です。

組み付け完了、オイルを入れたらリフト上でエンジンを始動してチェックです。ミッションの作動音、シフトの各ストローク量、各ギアの操作荷重値、フィーリングを冷間、温間の変化を見ながら慎重に確認、この後で試乗を行います。

さて、白いS2000は試乗も終え最終のアライメント調整中です。リフトから降ろしたら一度アライメントを調整してから試乗確認、試乗後は再度アライメント調整を施します。これがタイプワンの作業手順、走らせると微妙と言うか無視できないと言うか、、アライメント値が変るんです。最新の測定装置のゲインが高くなり可視化が容易になったのも一因ですが「各部の馴染み」が進む事で変化するのが原因です。

S2000やタイプRを始めクルマは全て1台1台のコンディションが違います、それは走行履歴や保管環境、オイル管理などが大きく作用するからで距離では判断が出来ません。

TYPEONEでは、オーナー様のご希望を最優先し貴方の1台に最適、最良のメンテナンスを提案させて頂きます。

Posted by Jomoto