入庫したCL7は作業前に高圧温水で車体の各部をキレイに洗浄してから着手します。



リフトに上げてフロントサブフレームを取り去り、

トランスミッションミッションジャッキを使い下に降ろします。



降ろした四角い大型のサブフレームはブラシで洗い高圧洗浄乾燥防錆処理します。



写真は降ろしたミッションのクラッチスレーブ部分、レリーズの可動部にはメインシャフトからのオイル漏れもなく問題はありません。



写真はフライホイルの中心部にダイアリングしてクランクのスラスト方向のクリアランスを計測します。

0.18mmで基準値内でした、これスラストメタルの摩耗値が判ります。

なおフライホイルを回転させて外周部を計測した歪み量は0.02mm、つまりフライホイルに問題なし、

これなら再使用が可能です。



クラッチデスク厚は6.3mmで「ほぼ摩耗の限界値」でした。

参考までに新品は8.5mm厚です。



左のリアからサブフレームを撮影、この後リジカラを取り付けます。



ヘッドカバーを開けるとエンジン内部は驚愕の美しさ、オイル交換をキチンとして来た事が

良~く判りますね。

調整前のタペットクリアランスは最大で0.05mm拡大してました。

調整後は静かでウルトラスムーズ!

これならきっとご満足いただけるでしょう。



ミッションケースを開けると、、こちらのオイル、内部の状況は「普通」でした。

もう少しギアオイルの方も交換して欲しいかな~



歯面赤〇が荒れていました。



他のギアやシャフトはオイルシールのリップ痕などを磨いて再使用が可能でした。



今回の純正部品の総額は560,990円、工賃349,920円、

総額は910,910円(税込)でした。



先週は四国から、今週は九州から、遠くからのご用命ありがとうございます。