エンジン不調で入庫したインテR’98、お客様から症状を聞き取りました。
実はB型エンジンのウィークポイントと言えば、デスビ不調でしょうね。これ有名ですよね。
写真はドライバーを使って簡易に聴診、アイドル状態で聴くとシャフトの回転音は正常でした。

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不調の症状は冷間時の始動性が悪い、水温が上がった状態でも悪い、でも10回に9回くらいは1発で掛かる、気まぐれ不調です。
実車を点検すると初爆に時間が掛かる感じで、始動がスパッとではなくブブブ~ブワンて感じで吹けます。
テストでデスビASSYを交換すると超快調、やはりデスビでしょうね!!

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デスビは純正新品のASSY交換だと部品6万円越え、超高額パーツです。

シャフト軸のガタが無ければリユースしましょう。

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キャップを取り去ると内部はキレイ、これなら問題ありません。

デスビはシャフトにガタが無ければ、内部の電子部品だけを交換すると再使用が可能です。

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主要な基幹部品は2個だけ。赤→がIGコイル、青→イグナイターです。
壊れる確率は半々、予防で両方を新品に変えても再び同じ部品が壊れるケースが在るので、駄目な方だけ交換しています。

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分解に必要な工具は+ドライバーのみですが、指差し部のビスにロック剤が塗布されているので、+ドライバーで外そうとするとネジ山をなめやすいので、7mmのソケットを使用しています。
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IGコイルをケースから取り外して…

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コイルの抵抗値を測定、正常値は0.6~0.8Ω、今回はこれが✖でした。

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交換部品はIGコイルのみ¥8,140-(税込)でした。

交換後にアイドルで作動音を確認です。

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現在製作中のEK9のデスビも問題ないけれど点検しちゃいます(笑)

イグナイターの合否判別方法は次回のブログで…