先週に引き続きS2000のリビルト作業は何処がタイプワン的なのか?
部品と工賃の総額は? そんなご質問に対して具体的にレポートさせて頂きます。

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先ずシートなどの内装を取り外し、毛ブラシを使いカーペットのホコリやゴミを掻き出し、室内を隈なく掃除機で清掃します。

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幌交換のポイント①
幌骨は複雑な部品の組み合わせで、正確な位置に固定されています。
幌トップ部分にすき間風や水漏れ、異音が在る場合はストライカー赤→2か所の固定ビスが緩んで無いか?
青→の摩耗は無いか? 点検しガタが多い場合は部品交換を行います。

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幌交換作業のポイント②
幌を流れる雨水はココに一度溜まるのですが、長年の塵やホコリが堆積し、古いパーツ内部はヘドロで一杯です‼

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また、この部位は樹脂製なのでパーツが変形している場合が多く、タイプワンでは幌と同時の交換をお勧めしています。

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赤〇部の白い丸型の部分がパーツの底部に在る排水ドレンです。

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今回フロントウインドーフレーム青〇部ウェザーストリップと、幌後部の赤〇部モールを交換しました。

ウェザーストリップ ¥28,380-(税込)
幌モール ¥23,100-(税込)

今回の幌とモール類交換の総額は¥379,049-(税込)でした。

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作業後は高圧ジェットを使いしっかりと漏水をチェック、試乗を行い風切り音もチェックして作業が終了です。

蛇足ですが左右のドアウインドーからの水滴漏れは、水風圧ともにフロントウインドーより弱いので、高圧ジェットは使わず通常のホースでの漏水試験で確認を行います。
これまで20年の経験を活かしたタイプワン的なS2000のリフレッシュ作業方法、貴方のS2000にも活かしてください。