走行距離は72万キロ、地球を18周するのと同じ距離を走ったEK9がタイミングベルト交換で入庫です。

このEK9は、走行40万キロの頃に、タイプワンでエンジンオーバーホールを行いました。

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エンジンルームを見てわかる様に、その後も大切に乗り続けています。
今回はオーバーホール後、2回目のタイミングベルト交換です。

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ヘッドカバーを外した第一印象は、エンジンルーム同様にとてもキレイです!

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ヘッドカバー裏側は、スラッジの蓄積も無く30万キロ走行したエンジンとは思えません。

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キレイなエンジンの秘訣は、適切な距離でのオイル交換、オーナー様がマメにオイル交換をした証ですね。

そこで今回は、ご自宅でも可能な日常のコンディションチェック項目のおさらいです。

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〇オイルフィラーキャップ

キャップの裏側に白濁したゲル状の付着物がある方は要注意!オイルに水が混ざってしまっています。
エンジンにしっかり熱が入り切る前に停めてしまう、いわゆる「チョイ乗り」の多い方に見られる症状です。
この状態で放置すると、オイル内の水分の影響でエンジン内部の鉄部品に錆が発生します。
2~3時間ドライブして、しっかりエンジンに熱を入れ、オイル内の水分を蒸発させましょう。
週末に少しエンジン始動させるだけの方、中古車を買われたばかりの方は要チェックです。

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〇オイルレベルゲージ

どんなに良いオイルを使っても、オイル量が少なければエンジンは焼き付きます。
オイルの量は2つの矢印アッパーとロワの間にある事が必要です。
この2つの矢印間は1Lで、オイル消費量を把握する目安にもなります。
オイル交換後、500~1000キロ毎にチェックする癖をつけましょう。急にオイル消費量が増える事もありますので、いつも減らないからとチェックを怠るのはNGです!
予定のオイル交換時期よりも早くオイルがロワレベルになった場合は、1L注ぎ足してアッパーレベルまで給油してください。

特に中古車購入直後の方は、注意深く自車のオイル消費量を観察しましょう。

これらの2項目は、どなたでも簡単に確認する事ができます。
今まで見た事が無かった方、最近見ていなかった方は、今週末確認しましょうね!

オイル交換は、3000~5000キロに、オイル交換2回に1回はオイルフィルターも交換しましょう。

ちなみに、このEK9のオーナーさんは3000キロ毎のオイル交換周期をしっかりと守り、メンテナンスを続けて来ました。
100万キロを目指してこれからも大切に乗り続けてくださいね!!