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走行12万kmのEK9シビックRがリア側からの異音で入庫しました。

駐車スペース内で動かすと目視で見える位にホイルがグラグラ動いてる~(驚)

なんと左側のハブがガタガタでした。

RIMG0193のコピー

赤→部のアンギュラーベアリングのインナーレースがスピンドルに残り固着してるじゃないの、なんだか不吉な予感が、

でも少し加熱したらスンナリ抜けてくれました(ホッ)

なぜかハブベアリングは左側が先に駄目になりますな~、いわゆるFFでもFR車でも同じ傾向、

蛇足ですが事故やクラッシュでのアーム曲がりなども左側だけが5割、

右側が2割、残り3割が左右とも、、なんらか規則性があるのは確かデス、

これ左ハンドル、左通行の北米でも同じ傾向だそうです。

ニュージーランドやオーストラリアなどの南半球だとどうなんでしょう??

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FF車のリヤハブはHondaの場合はボルトONで交換です。

センターのナットを規定の18、5kgで締めてから、緩めて締めてを位置を変えて数回繰り返し、

しっかり面を出してから再び規定トルクで固定させましょう。

IMG_1500のコピー

このワッシャーは裏表があります。

角Rがある方を表面に、このワッシャーは脱脂、ナット裏面も脱脂、

ネジ部だけリジカラグリス等々を塗布して下さい。

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赤〇はスピンドルの錆び、これを落として磨いて面を整えてからベアリングを組み付けます。

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磨いてこんな感じに面を出します。

グリス塗るのは赤〇部分だけですよ。

RIMG1513のコピー

新旧ハブベアリングASSYの比較写真です。

青→部にはグリス塗りません。  

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ローターは錆び止めにジンク塗装処理しました。

リア片側の修理は≒1時間+15分、費用の総額は¥39,800円(税込み)

ありがとうございました。

 

 

Posted by 吉澤