ご入庫を頂いた純正色番号がNH676Mで距離は11万km、ムーンロックメタリックのS2000ですね。
駆動系全体を点検、トランスミッションとデフのオーバーホールになりました。

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トランスミッションを降ろしてクラッチ、クランクエンドのオイルシール、レリーズ系の点検を行います。
クラッチハウジング内はオイル漏れもなくキレイ、今回クラッチは再使用が可能でした。

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こちらは純正色番号NH630M、走行距離14万kmのシルバーストーンメタリックS2000がこちらもミッションOHでご入庫です。

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不思議と何故か同じ系の作業が連続するという訳です。

S2000トランスミッションの過去ブログ



https://www.typeone.jp/?p=7740
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平行してデフASSYを降ろしプロペラシャフトと左右のドライブシャフトを点検、ガタ、グリス漏れ、それらの異常はありませんでした。

S2000デフの過去ブログ


https://www.typeone.jp/?p=5685
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デフは分解→洗浄→試組→イニシャルトルクの測定の流れで作業を行います。

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デフの歯当りを決める突き出し量の調整はとても微妙で重要な作業です。

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S2000のデフOH作業で正確な歯当り調整には写真左のノーマルカラーから

削り出し材のデスタンスカラーを使います。

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S2000駆動系「mechanical how to」は来週レポート②でレポートさせて下さい。

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みなさん体調に注意しながらクルマを楽しみましょう。