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エンジンを積んだ後はインジェクターの作動音をアイドルでデスビ同様に聴きましょう。

正常なインジェクターは正確なリズムで4個とも時計のような「コチコチ音」が聴診できるはずです。

写真の赤〇はインジェクターインナーフィルター、青〇はOリング、赤→はクッションリング、青→はシールリング、

これらのシールゴム類は経年劣化するのでOH時に新品と全交換しました。

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セルモーターやダイナモは作動音や動きを点検して機能を測定判断、大丈夫です、OKでした。

「無駄ムラ無理」でまだまだ使えそうなら掃除して再使用しちゃいます。

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エンジン、ミッションマウントは破断していたのでこれは新品に有無を言わさず交換ですね。

ENGINE.TRANSMISSION MOUNT SET

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エンジンミッションをギュっと合体させて♡♡ この部分の組み立てはボルト穴が大きくても芯が出ます、

つまりクランクとメインシャフトは「完全に一体化」、メインとカウンターシャフトの「平行度」、

カム、コンロッドなどボルト穴に余裕が在っても芯がでる、設計上の位置が出るのは「ノックピン」の存在です。

小さい部品に真実が在る、これリジカラと同じ理論です。

そんな偉大なノックピンの過去ブログ

   ↓

http://www.typeone.jp/?p=6066

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キレイに磨いたエンジンルームにエンジン積んで仮組み、その搭載位置を確認します。

真横から見て車体にエンジンがキチンと平行になるように微調整します。

各マウントボルトの穴が大きいので収まればOK程度で適当~に積んだら駄目だよ、

基本に「忠実」、意識して作業、各部の成り立ち、構成を良~く理解して観察すると

目視で斜積みは判ちゃうから、それ位にズレてもエンジンは積めちゃうんですね(諤ブル)

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交換したドライブシャフト赤→、シフトチェンジロッド青→、シフトリンケージブッシュ赤〇などが見えますネ、

ハーフシャフトもベアリングの動き、ガタ、渋み、グリス漏れ、点検してから使います。

DRIVE SHAFT SET     SHIFT LINKAGE BUSH KIT

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強化チェンジロッド、赤〇のコネクト可動部は10万Kmを超えるとガタが増えてシフトフィールがダルに、

ダラダラになります。

CHANGE ROD

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水温を上げてヘッド、ヒーター全開でコアのエア抜き、点火タイミングを確認して調整します。

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パワーステアリングオイルを吸出して抜取り、このオイル全交換で1,100㏄ですが、、

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パワーステアリングを作動させながらエア抜き、最初は劣化して黒色の臭いオイルが徐々に茶色に変化、

オイルが透明になるまでパワステを動かしながらオイルを全量交換します。

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バンパー前よりファンで強制的に冷却風を当てながら水温を上げて、

2000~4000回転でクラッチ、ミッション、ハブなどを約30分程度リフト上で動かします。

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試乗途中のポートレート、夕暮れのヨコハマ、いわゆるムーディな夜景に佇むインテR、

う~ん~ステキ!!

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朝の風景、冷えた状態からの試乗開始です。クルマは絶好調で超絶ドライブフィールでんがな、

全ての作業の総額は¥1,336,618円、ご用命ありがとうございました。

PS,次回ブログの予告。

    

タイプワンでは朝入庫で数時間の作業でクラッチだけ、

ハブベアリングだけ、の交換作業などモチロン承っていま~酢、

ブログでは重整備の紹介が多いけど、次回はそんな整備レポ、

期待していてね(嬉)


 

 

Posted by 吉澤